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※診療の予約は不要です
※必要に応じて当日のMRI/CT検査も行います

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メディア情報

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【Vol.3】「めまい」が脳梗塞の前ぶれ?

Q)夜中目覚めてトイレにいくとき、目が回りしばらく動けなくなることがあります。

A)「めまい」はいろいろな原因でおこりますが、脳の血流障害が原因となることもあります。後頭の動脈(椎骨脳底動脈)の血流が悪くなると、体のバランスに関係する脳幹、小脳や内耳の機能が損なわれ、「天井がぐるぐる回る感じ」「雲の上を歩くようなふわふわした感じ」や「一瞬目の前が真っ暗になる」などの症状をおこします。加齢や生活習慣病による動脈硬化のために血管の壁が肥厚して内腔が狭くなり、一過性に脳の血流障害が引き起こされるのです。さらにこの狭くなった血管が血栓により完全につまってしまうと、血液が全く流れなくなって脳梗塞をひきおこしてしまいます。脳梗塞へ移行する前にMRIなどの検査により初期診断をおこない、脳循環を改善させ血栓の形成を予防するお薬の服用が必要です。特に高血圧、糖尿病、高コレステロール血症などの生活習慣病を有する方で「めまい」の症状があれば専門の医療機関へ御相談ください。


【Vol.2】

Q)頭痛のため毎日のように市販の鎮痛薬を飲んでいますが、最近あまり効きがよくありません。

A)頭痛持ちの人が、鎮痛剤をのみすぎることで、頭痛が取れなくなったり、痛みがひどくなることがあります。これは「薬物乱用頭痛」あるいは「薬剤誘発性頭痛」ともいわれ、脳の痛みに対する制御作用が薬を飲みすぎることにより乱れ、逆に痛みを誘発してしまうことが原因です。3ヶ月を越えて、1ヶ月に15日以上同じ鎮痛薬を服用していることが診断のめやすとなります。特に“最初効いていた鎮痛薬が効かなくなった”、“頭痛が前よりひどくなって頭痛の性状も変わった”、などの場合には薬物乱用頭痛が強く疑われます。この場合には鎮痛薬の服用が悪循環を招いているので、その薬剤の服用を中止する必要があります。鎮痛薬は月10回までであれば早め早めに服用することがコツですが、それ以上の場合には予防薬を服用して頭痛の回数や頻度を減らすのも薬物乱用頭痛にならないためのひとつの方法です。専門の医療機関へご相談ください。


【Vol.1】

Q)片頭痛に悩まされています。片頭痛の特効薬があると聞いたのですが本当ですか?薬局で買えるのでしょうか?

A)片頭痛の特効薬として登場したのが「トリプタン」と呼ばれるお薬です。片頭痛は頭の血管の拡張と炎症により「痛み物質」が放出されることが原因です。鎮痛薬は、「痛み物質」が痛みの信号を脳に伝達するのをブロックする作用があります。しかしどんどん「痛み物質」が作られ出すと鎮痛薬ではとても追いつかなくなります。トリプタンの場合、頭の血管を収縮させ片頭痛の原因である炎症を抑えるため、痛みがひどくなってからでも効果がある点が非常に画期的です。
水道の蛇口が壊れて、水漏れが起こっているのに例えてみましょう。水の量が少ない場合には漏れた水を拭き取ることができます(鎮痛薬)が、どんどん漏れる量が増え水びたしになると間に合わなくなります。でも、壊れた蛇口を直せば(トリプタン)、水は漏れなくなります。
トリプタンは市販薬ではなく、医師の処方箋が必要です。片頭痛の原因に直接作用する薬なので、まずは頭痛自体の正しい診断が重要です。専門の医療機関へ御相談ください。

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